商品概要
1996年に発売されたダンヒル・ナミキの限定蒔絵コレクションのひとつ。この限定蒔絵コレクションは、忍び草、鶉、楽鳥、鶴に松の4種類から成り、楽鳥のみが100本、それ以外は各200本製造された。キャップと軸には、優雅に遊ぶ二匹の鶴が研出高蒔絵の技法で描かれている。蒔絵師は、「常盤」や「吉祥文」、「萩」などの大型蒔絵万年筆の名作を描いた村田百川。発売当時の定価は424,000円(当時の換算レートで換算)。
◇パイロット(並木製作所)は1925年、「蒔絵万年筆」を開発、1931年には蒔絵の海外展開と技術の向上を目的として蒔絵集団「國光會」を結成した。以来、そうそうたる蒔絵師たちによってさまざまな蒔絵万年筆が世に送り出された。中でも、1930年に英国アルフレッド・ダンヒル社と代理店契約を結び、ロンドン、パリ、ニューヨークなどで販売された蒔絵万年筆は「ダンヒル・ナミキ」と呼ばれ一躍世界のトップブランドとなった。