商品概要
1920年から1929年まで製造されたNo.4セーフティフィラーのロングバージョン。ロングバージョンというだけあって、使用時の寸法はキャップなしでも14.8センチ、キャップを尻軸に装着すると19センチにもなる。全体がエボナイトでできており尻軸には[4 EF]の刻印がある。キャップを外し、尻軸を右に回してペン先を正位置まで繰り出して使う。使用後は、尻軸を左に回転させペン先を収納してからキャップを装着する。(ペン先が出ている状態ではキャップを装着できないので注意が必要)キャップを装着すると、バレル先端の穴が密閉されインクが漏れない仕組みになっている。ショックにも強く、キャップの中でインクが漏れたり飛び散ることもないので至極安全。このペンが「セーフティ」と呼ばれる所以はここにある。キャップの内側にある金属の心棒(天ビスに直結している)は、キャップ装着時にペン先がグラグラ動かないよう固定するためのもの。インクの補充は、ペン先が収納された状態で、スポイトを使用してバレルの上部穴から落とし込む。非使用時はペン先が常にインクに浸っているので、使い始めは常にインクがやや多めに出ます。ペン先はかなり軟らかい個体。通常の万年筆とは構造が違うので最初は戸惑うかもしれませんが、扱い方に慣れれば、それは楽しいペンです。