ワシントンDC ペン・ショー 2003 - Washington DC Pen Show 2003

2003年08月08日

今回はワシントンのペン・ショーを紹介する。  8月7日から10日までの4日間、場所はアメリカ東部、言わずと知れたアメリカの中枢、ホワイトハウスのある所である。  サンフランシスコ経由ワシントンというコースで出かけたが、今回は最初からつまづいた。 サンフランシスコの入国審査が1時間以上もかかってしまい、予 定のフライトに乗り遅れてしまったのである。 正直に所有金品を申告した為、逆にスーツケースを開けられることになり、あれやこれやと説明し税関を通過し た時は、すでに乗り継ぎの便には間に合わない定刻15分前。  まだ間に合うはずだと係員に掛け合うが、「預ける荷物の締め切り時間が過ぎている」と聞き入れてくれない。 やむなく4時間後の次の便に変更してホテル にたどり着いたのは夜中の12時過ぎ、日本を出てから実に21時間後であった。 アメリカにも「正直者はバカをみる」という諺があるのだろうか、いつか機 会があれば税関史に聞いてみたい。

 

アメリカの入国審査は実に困ったものである。 サンフランシスコやシカゴなど主要乗り継ぎ空港での外国人入国審査の列はいつも長蛇の列である。その列は時には数百メートルにも及ぶことも珍しくない。  そんな時は大抵税関を抜けるのに2時間くらいを覚悟しなくてはならない。 そして、待っているのはフライト変更の悪夢である。 入国のコツは、飛行機から降りたら一目散に税関の入国審査の列の最後尾をめがけて走ることである。そして、一人でも早く、前に並ぶに限る。 余談はこれく らいにしてペン・ショーの報告に入る。

会場の一角

 

 

向かって右側がオーガナイザーのBob Johnson氏

 

 

今回のワシントンペン・ショーは、タイソンズ・コーナーのシェラトン・プレミエールホテルで行われた。 構成、運営 の素晴らしいペン・ショーであった。 オーガナイザーがボブ・ジョンソン氏(Bob Johnson)、スポンサーとしてデルタ(Delta)、ペン雑誌ペンワールド(Pen World)、 プライベート・リザーブ インク (Private Reserve Inks)、が当たり、そして、その他にも沢山のサポーターの協力があったことは言うまでもない。  Deltaは過去数年このペン・ショーの正式スポンサーとして協力してきており、 今回も400 個のスペシャルインクを無料提供した。 ペンワールドも雑誌の無料提供、Private Reserve Inks も各種インクの試し書きコーナーを設けていた。 また、ペントレース(Pentrace)のLen Provisor氏もキャンバス バッグ、バッジホルダー、パ ソコンカレンダー等を提供すると共にペン・ショーの宣伝に一役を担った。

I would like to thank Bob Johnson, Delta, Private Reserve Inks, Pen World, Len Provisor and all other suporters for all of your effort to make the pen show so great.  Your job was so wonderful and fantastic.  I enjoyed the Show very much.  Thank you again and I am absolutely sure that I am coming back to the next year show.  Eizo Fujii

 

 

Eizo Fujii     Geoffrey S. Parker     Len Provisor

 

私自身も勿論ペン・ショーを目いっぱい楽しませていただいた。 中でも嬉しかったのは、レン・プロヴァイザー氏(Len Provisor)の紹介で、パーカーの創始者ジョージS.パーカー(George S. Parker)の曾孫に当たるジェフリー・S・パーカー氏(Geoffrey S.Parker)と面会出来たことであった。 柔らかくて人当たりの良い 物腰は誰に対してもそうなのであろう。 飾り繕ったところがなく、その話し方には自然と、優しさ、温かさ、誠実さがあふれていた。

 

 


会場にいるPen Loversから出来る限りの署名をいただいた。 
Autographs of many pen lovers I had on a poster of Presentation Spitfire GEO.S.PARKER

パーカー氏には、この度作成されたシリーズ第5作目となるスピットファイアー1941モデル(Spitfire 1941)のポスターにサインをいただいた。 また、このポスターの余白面には、今回の会場に居るペン・ラバー達にでき る限りサインをいただいたのでその写真もここに紹介したい。 なお、このポスターを含む、Pentrace、Pentrace East、Private Reserve Inks、Spitfire 1941のポスターはPentrace Eastのラス・スタットラー氏(Russ Stutler)のイラストによるものである。

 

 

 

Russ Stutler and Eizo Fujii at EuroBox

 

 

セーラー 長原幸夫さん(Yukio Nagahara)   Micheal Masuyama

長原幸夫さんのペン・クリニック(Pen Clinic by Yukio Nagahara)も盛況であった。長原幸夫さんのペン・クリニックは今回がデビュー戦ということであったが、連日、長原さんの前にはペンを抱え持つ人達 が引きも切らなかった。 特に、来場客が一番多かった土曜日は、9時から6時まで長原さんは椅子から一度も離れられず実に60本以上のペンの整備をしたと か。 長原さん、お疲れ様でした。 プラチナのコーナーもあり、「ため塗り」の万年筆に興味を示していた人が多かった。

 

 

プラチナ Platinum

 

 

Miroslav Tischler

 

 

Gary Lehrer     Mark Hoover     Cliff Harrington

 

 

Steve and Maryann Zucker

 

 

 

 

 

旅の疲れで頭は終始ボーっとしていたが、疲れたら部屋に戻って休みを取り、また、クロアチアからのペン仲間のMiro、 他、様々の国の人達とバーのカウンターに行ってはビールで喉を潤しながら、はたまた、戦利品をお互いに見せ合ったりしたりの楽しい3日間であった。 一つ だけ心残りがある。 せっかく美しい町、ワシントンへ行ったのだから、やはり一度は町へ出かけて見たかったが3日間ホテルに缶詰であった。 次回はホワイ トハウスや博物館などにも出かけてみたい。 ボブ・ジョンソン、スポンサーの方々、そして、ペン・ショーを支えたサポーターの皆さん、素晴らしいペン・ショーをどうも有難う。 ご苦労様でした。 来年も来ますよ。                 (平成15年8月17日 藤井記)